居場所ハウスの九周年記念感謝祭

2022年6月12日(土)、大船渡市末崎町の「居場所ハウス」にて、9周年記念感謝祭・朝市が開催されました。
居場所ハウス」はアメリカのNGOのOperation USA、Ibasho、そして、ハネウェル社、大船渡市の社会福祉法人・典人会などの支援を受け2013年6月13日にオープン。オープンから2022年3月末までに訪れた人は約57,000人(食事、スタッフを含む)になります。

新型コロナウイルス感染症で2020年と2021年は感謝祭を中止したため、この日は3年ぶりの記念感謝祭。前日の予報は雨で、小雨がちらつく時間帯があったものの、幸い本降りにはならず、予定通り感謝祭を行うことができました。

8時半から始まった朝市では、「居場所ハウス」の焼き鳥、たこ焼きに加え、野菜、果物、魚介類、植木、パン、雑貨などの出品がありました。

10時から9周年記念感謝祭がスタート。最初にNPO法人・居場所創造プロジェクト(居場所ハウスの運営団体)の理事長から、9周年を迎えることができたのは住民の皆様、スタッフの協力のおかげであるという感謝が伝えられました。
理事長の挨拶に先立ち、椿のゆべしをプレゼント。椿のゆべしは、食生活改善推進員(食改)の方々が作ってくださったものです。

10時10分から濱守栄子さんのライブ。濱守さんは末崎町三十刈の出身。東日本大震災で被災した故郷の大船渡市と陸前高田市のため、2019年4月からは日本一周のコンサート「ピアノと女一人旅」を続け、集まった義援金1,000万円を両市に寄付されています。この日のライブでは、「国道45号線」、震災前の大船渡市内の町並みを再現した「あの大船渡」などの曲が披露されました。

11:20頃からカラオケでは、10人ほどが歌声を披露。カラオケは申し込みが途切れなかったこともあり、予定より少し延長し、12時20頃、9周年記念感謝祭を終了しました。カラオケが終わり、昼食の時間が終わる頃には、参加されていた方がハーモニカ演奏を披露してくださるという場面もありました。


この日の9周年記念感謝祭も、これまでと同様、準備から後片付けまで、住民のスタッフをはじめとする多くの方々の協力により行われました。

新型コロナウイルス感染症がまだ完全に収束していない状況ですが、住民の手作りによる9周年記念感謝祭になりました。この場所が地域住民のものになっていることは、このようなところにも現れていると感じます。


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