Ibashoフィリピンでの拠点の建設作業と建設作業への高齢者の協力

以前ご紹介した通り、2018年9月17日からフィリピン・オルモック市のバゴング・ブハイ(Barangay Bagong Buhay)で活動するIbashoフィリピンで、拠点となる建物の建設が行われています。その後の状況を教えていただきましたので、ご紹介させていただきます(写真はIbashoフィリピンのFacebookのページより)。

写真は建設作業2週目の様子。柱の部分に基礎を作り、鉄筋を組んでいく作業が行われました。

3週目には柱部分の鉄骨を組んだ後、コンクリートの打設が行われました。

4週目になると、コンクリートの柱が随分立ち上がり、少しずつ建物の形が現れてきています。


建設作業はフィリピン軍・第802歩兵旅団の協力を得て行われています。Ibashoフィリピンでは2015年1月にペットボトルのリサイクルを始めて以来、農園での野菜作りと収穫した野菜の販売、モバイル・カフェ、ビンゴ大会などの活動を少しずつ積み重ね、活動資金を蓄えてきました。ただし、それだけでは建設資金には十分ではありません。
現在、Ibashoフィリピンのプロジェクトは、世界銀行・防災グローバルファシリティ(GFDRR)のプログラムとして行われて行われていますが、このプログラムでは建設資金(建設にかかる人件費)サポートの対象外となっています。

そこで、Ibashoフィリピンのメンバーはオルモック市と交渉し、フィリピン軍・第802歩兵旅団が地域貢献として建設作業を担当してもらえることとなりました。ただし、建設作業が行われている期間中、フィリピン軍・第802歩兵旅団の建設作業従事者はバゴング・ブハイの住民の家に寝泊まりし、Ibashoフィリピンの女性メンバーも食事・軽食を提供しています。また、写真に写っている通り、男性メンバーの中には建設作業に参加・協力している方もいます。

Ibashoフィリピンの拠点の建物の建設作業には、このようにIbashoフィリピンのメンバーの協力により進められています。